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アルジェリアの介護・福祉制度

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アルジェリアは2024年時点で人口4,681万人、 そのうち65歳以上が6.6%、75歳以上が2.0%を占めます。

障害は3つに分けられ、介助が必要な区分に加算がつく

働く力や稼ぐ力を50%以上失い、 まだ法律上の退職年齢に達しておらず、 定められた就労期間を満たしている人が、 障害の認定を受けます。 権利の有無は、 医療保険の休業給付を受け終わった時点で確かめられます。 障害は3つの区分に分けられます。 第1区分は、 障害があっても賃金を得る職業活動を続けられる状態です。 第2区分は、 どんな活動もまったくできない状態です。 第3区分は、 どんな職業活動もまったくできず、 その上で食事、 着替え、 入浴といった生活の基本の行いについて他人の手を借りる必要がある状態です。 給付の額は区分で変わります。 第1区分は、 税と社会保障の拠出を差し引いた後の年間賃金の60%です。 第2区分と第3区分は80%です。 第3区分にはさらに介助者の分が上乗せされ、 その額は給付額の40%に達します。 年額が、 全国最低保障賃金の年額の75%を下回ることはありません。 給付は毎月、 支払期限に合わせて支払われます。 被保険者が亡くなったときは、 法律の定めに従って遺族に引き継がれます。

医療費の給付は原則80%で、定めのある場合は100%

医療保険の給付は、 現物の給付と現金の給付に分かれます。 現物の給付は、 本人と権利を持つ家族が治療の費用の負担を受けられるものです。 医療、 手術、 入院、 医療行為、 薬、 装具、 人工臓器、 機能回復訓練と職業リハビリテーション、 歯の治療と歯科矯正手術、 顎顔面の外科、 眼鏡、 鉱泉療法、 医療搬送や病状が必要とする移動の手段、 家族計画に関わる給付が含まれます。 給付率は原則として80%で、 規定に定められた場合は100%になります。 慢性の病気のいくつかと、 年金額が全国最低保障賃金を下回る退職者がその例として挙げられています。 薬の費用の払い戻しには、 薬の証紙を貼った処方箋とシファ・カードが必要です。 払い戻しは、 被保険者の郵便振替口座または銀行口座への振込で行われます。 第三者払いの仕組みで薬を受け取るときは、 更新済みのシファ・カードと処方箋を出します。 事前の医療審査が免除される場合も決められています。 慢性の病気にかかっている人と、 75歳より上の人です。 ただし、 処方に特別な払い戻し条件がついた薬が含まれているときは、 通常の治療の範囲を超えるものとして事前審査の対象になります。

全額が給付される26の病気が並べられている

現物の給付が100%の率で受けられる病気が、 26に分けて並べられています。 あらゆる形の結核、 重い神経の病気、 がん、 血液の病気、 サルコイドーシス、 悪性の高血圧が挙げられています。 心臓と血管の病気としては、 狭心症、 心筋梗塞、 冠動脈のバイパス、 人工弁への置換、 進んだ弁の病気、 進んだ動脈硬化、 下肢の動脈、 脳卒中、 髄膜炎と髄膜脳炎、 不整脈とペースメーカーの装着が入っています。 神経の病気としては多発性硬化症、 錐体外路の症候群、 脳の損傷による半身の麻痺、 側頭葉のてんかんが、 筋肉と神経筋の病気としては神経炎、 進行性の脊髄性筋萎縮、 筋ジストロフィー、 筋無力症が挙げられています。 このほか、 脳症、 腎臓の病気、 慢性のリウマチ性疾患として強直性脊椎炎、 関節リウマチ、 重い変形性関節症、 多発性動脈炎、 全身性の紅斑性狼瘡、 閉塞による慢性の呼吸機能の低下、 重い小児麻痺、 代謝の病気として糖尿病と高タンパク血症と高脂質症、 先天性の心疾患、 内分泌の乱れ、 重い関節リウマチ、 慢性の骨と骨髄の炎症、 潰瘍の重く長引く合併症と胃の切除、 肝臓の線維化、 出血を伴う大腸の炎症、 悪性の水疱症と乾癬、 そしてエキノコックス症とその合併症が並びます。

休業した日の給付は16日目から満額になる

現金の給付は、 病気のために一時的に仕事を休まなければならなくなったときに、 失われた収入を埋めるために支払われる日額の手当です。 受けるには、 社会保険の被保険者であることと、 定められた就労期間を満たしていることが必要です。 日額は、 拠出の対象になる賃金の50%で、 そこから社会保障の拠出と所得税が差し引かれます。 これが休業の最初の15日に当たります。 16日目からは100%に上がります。 入院したときと、 長く続く病気のときも100%になります。 休業した人には守るべきことが決められています。 休業を2日以内に金庫へ届けること、 休業の初日はその2日に数えないこと、 許可のない職業活動をしないこと、 治療のために医師が指示した場合を除いて居所を離れないこと、 外出が認められるのは午前10時から午後4時までであること、 金庫の事前の許可なく移動しないこと、 そして金庫が行う医療上または事務上の確認、 つまり家庭訪問を受けることです。 被保険者の側の位置づけも定められています。 アルジェリアで1人または複数の雇主のもとで賃金を得る活動をしていれば、 賃金の額や性質、 常勤か短時間か臨時かを問わず賃金労働者です。 週40時間なら常勤、 20時間以上40時間未満なら短時間、 出来高や報酬で働く一時的なものなら臨時とされます。 複数の雇主のもとで働くときは、 それぞれの雇主が拠出徴収の金庫に届け出ているかを確かめるよう促しています。

この記述の出どころ
  1. التأمين على العجز(障害保険)/アルジェリア 賃金労働者社会保険全国金庫(アラビア語)
  2. التأمين على المرض(医療保険)/アルジェリア 賃金労働者社会保険全国金庫(アラビア語)
  3. قائمة 26 مرضا التي لها الحق بتكفل بــ 100%(全額給付の26疾患)/アルジェリア 賃金労働者社会保険全国金庫(アラビア語)
  4. المؤمن عنهم إجتماعيا(社会保険の被保険者)/アルジェリア 賃金労働者社会保険全国金庫(アラビア語)

この国の人口と寿命

65歳以上の割合6.6%
75歳以上の割合2.0%
平均寿命76.5
65歳時点の平均余命16.8

アルジェリアの年齢別人口アルジェリアの平均寿命

日本と比べる

項目アルジェリア日本
65歳以上の割合6.6%29.8%
75歳以上の割合2.0%17.2%
平均寿命76.5歳84.9歳
65歳時点の平均余命16.8年22.6年
国連人口部 World Population Prospects 2024(中位推計)より

日本は、介護にかかるお金を保険でまかなう国です。40歳になった月から全員が保険料を払い、65歳以上になると原因を問わず、40歳から64歳までは老化にともなう決められた病気にあたるときに使えます。運営しているのは市町村と特別区で、国ではありません。

使ったサービスの費用のうち、本人が払うのは原則1割です(所得が高い人は2割・3割)。残りは保険から出ます。介護そのものを現金で受け取るしくみは無く、給付されるのはサービスです。

日本の制度をもっと詳しく
日本の介護制度の解説は、姉妹サイト「介護の窓口」にあります。どちらも株式会社京谷商会が運営しています。

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出典
  1. United Nations, World Population Prospects 2024(国連経済社会局人口部。中位推計)
  2. 介護保険法(平成九年法律第百二十三号)(デジタル庁 e-Gov 法令検索。第3条・第9条・第41条)