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ベルギーの介護・福祉制度

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ベルギーは2024年時点で人口1,174万人、 そのうち65歳以上が20.6%、75歳以上が9.8%を占めます。

連邦と地域に、割れている

ベルギーの介護は、国全体を覆うひとつの制度ではありません。 医療保険は連邦の仕組みですが、高齢者のケアは 2014年の国家改革でフランデレン、ワロン、ブリュッセル、ドイツ語共同体に移されました。 そのため、住んでいる地域によって 窓口も、給付の名前も、財源の集め方も変わります。 同じ国で暮らしていても、言語圏をまたぐと制度が変わります。

フランデレンは、加入して保険料を払う

フランデレンにはフランデレン社会保護(Vlaamse sociale bescherming)があり、 住民はケア金庫(zorgkas)に加入して年額の保険料を納めます。 ベルギーで唯一、介護のための保険料を集めている地域です。 重い介護を必要とする人には、 使い道を問わない月々の定額の現金(zorgbudget)が支払われます。 在宅でも施設でも同じように出ます。 このほか高齢で介護が必要な人向けの予算、 障害のある人向けの基礎的な予算が並んでいます。

必要度の測り方を一本にする

判定の尺度はかつて制度ごとにばらばらでしたが、 共通の評価ツール(BelRAI)へ揃える作業が進んでいます。 同じ人を何度も別の様式で評価する手間を減らし、 給付の間で情報を引き継げるようにするのがねらいです。

連邦が残したもの

地域に移されたあとも、連邦の医療保険(RIZIV/INAMI)は 在宅看護と、施設の中の医療的なケアの費用を持ち続けています。 介護施設(woonzorgcentrum)の費用のうち、 看護と介助にあたる部分は医療保険から事業者に支払われ、 住まいと食事にあたる部分は入居者が払います。 払いきれない場合は自治体の社会福祉センターが補います。

この記述の出どころ
  1. Vlaamse Sociale Bescherming(フランデレン社会保護)/フランデレン政府 ケア局(オランダ語)
  2. Geneeskundige verzorging: kosten en terugbetaling/ベルギー医療障害保険機構 RIZIV/INAMI(オランダ語)

この国の人口と寿命

65歳以上の割合20.6%
75歳以上の割合9.8%
平均寿命82.3
65歳時点の平均余命20.7

ベルギーの年齢別人口ベルギーの平均寿命

日本と比べる

項目ベルギー日本
65歳以上の割合20.6%29.8%
75歳以上の割合9.8%17.2%
平均寿命82.3歳84.9歳
65歳時点の平均余命20.7年22.6年
国連人口部 World Population Prospects 2024(中位推計)より

日本は、介護にかかるお金を保険でまかなう国です。40歳になった月から全員が保険料を払い、65歳以上になると原因を問わず、40歳から64歳までは老化にともなう決められた病気にあたるときに使えます。運営しているのは市町村と特別区で、国ではありません。

使ったサービスの費用のうち、本人が払うのは原則1割です(所得が高い人は2割・3割)。残りは保険から出ます。介護そのものを現金で受け取るしくみは無く、給付されるのはサービスです。

日本の制度をもっと詳しく
日本の介護制度の解説は、姉妹サイト「介護の窓口」にあります。どちらも株式会社京谷商会が運営しています。

ほかの国の介護・福祉制度

このページは国連加盟193か国ぶんあります。ベルギーに近いところから並べました。「未」が付いている国は、まだその国の言葉の一次資料にあたれていないので、 制度の本文がありません。

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出典
  1. United Nations, World Population Prospects 2024(国連経済社会局人口部。中位推計)
  2. 介護保険法(平成九年法律第百二十三号)(デジタル庁 e-Gov 法令検索。第3条・第9条・第41条)