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サンマリノの介護・福祉制度

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サンマリノは2024年時点で人口3万人、 そのうち65歳以上が22.4%、75歳以上が11.2%を占めます。

高齢者に向けた6つの入口が並べられている

社会保障機構は、 高齢者に向けた入口を6つ並べています。 在宅介護、 医療と専門医と看護、 レクリエーションと支援の活動、 付添人の適格性の確認、 養護ホーム、 そして保護された移送です。 このうち在宅の部分を担うのは、 統合在宅サービスの部署です。 所在はドガーナで、 デイセンター、 レクリエーションセンター、 保護された移送、 社会の窓口がそれぞれ電話の窓口を持っています。 在宅サービスの受付時間は、 月曜から木曜が8時から17時30分、 金曜が8時から14時です。 介護の窓口は、 月曜から金曜が8時30分から12時30分で、 月曜と水曜は14時から17時も開いています。 付添人の適格性の確認が公の仕事として並んでいるところに、 この国の作りが表れています。 家で雇う付添人を、 制度の側が確かめる位置に置いています。

在宅サービスは自宅に留まれるようにするためにある

在宅サービスは、 自立が落ちた状態、 弱くなった状態、 または働けなくなるおそれのある状態にある市民に、 社会介護と社会保健の給付を、 自宅または半入所の施設で届ける公の拠点です。 主な狙いは、 支えられている人の自立と、 自分で自分をまかなえる状態を保つことです。 そのうえで、 その人が自分の家に、 支えを受けながら安全な状態で留まれるように、 できるだけ良い条件をつくることだとされています。 向けられているのは、 サンマリノの市民または居住者のうち、 年齢を問わず、 社会関係の面で弱くなっている人、 働けない人、 障害のある人です。 恒久のものと一時のものの両方を含みます。 給付は3つに分かれています。 1つめは身体に直接に触れる介護で、 起こす、 身体を動かす、 着替えの介助、 食事、 身体の清潔、 排泄の習慣づけ、 歩行と身体の動きの支え、 褥瘡を防ぐための摩擦とマッサージといった小さな医療的な行いの支え、 そして服薬の見守りです。 2つめは関係の支えで、 身体と暮らしの状況を評価して、 部署の外の専門職も含めた支えの網をつくること、 残っている自立の力や伸ばせる力を引き出すこと、 本人と家族の苦しみに耳を傾けることです。 3つめは社会の事務と案内で、 書類の手続の情報と支え、 地域のサービスとその使い方の案内、 理学療法とリハビリテーションの部署や、 プライマリケアと地域保健の部署の処方に沿って動くことです。

申し込みから受け入れまでの段取りが決められている

利用するには、 本人か家族か、 そのときに本人の代わりを務めている人が、 在宅サービスの窓口で申請書に記入して申し込みます。 書類は電子メールで求めることもできます。 出す書類は、 利用者の国内共通カードの番号、 健康の状態を証する医師の証明書、 世帯の状況と居住と国籍の証明、 それに受けている年金の額を示す書類です。 段取りは6つに分かれています。 本人または家族からの申請と、 受付での案内の面談。 社会福祉士による本人の住まいへの訪問から始まる審査。 自立の状態と介護の必要度を書く評価票の記入。 個別の支援計画をつくるためのチームでの話し合い。 受け入れる場合の費用分担の決定。 そして、 受け入れの契約に署名して社会面の審査を終えることです。 契約は、 部署と利用者または家族の間の約束を定め、 実際にサービスを行う職員が紹介されます。 受け入れられない場合は、 審査で分かった支障となる事情、 または受け入れを先に延ばさなければならない理由が、 書面で申請者に伝えられます。 日数も決められています。 申請から5営業日以内に、 その事案を担当する社会福祉士が本人の住まいを初めて訪問します。 重い必要を抱えた人の場合は48時間以内です。 優先度が最も高いのは、 全部または一部について自分をまかなえない人が、 親族や近い縁者もなく独りでいる場合です。 受け入れられなかったときは、 除外の通知を受けてから30日以内に部署の長へ異議を申し立てられます。 部署の長は理由を確かめ、 15日以内に申立てた人へ回答します。 状態は定期的に確かめられ、 少なくとも年に2回は見直されます。 本人の状況に大きな変化があればそのたびに個別の介護計画が改められ、 いずれにしても年2回以上は見直されます。

費用は所得で4段階に分かれ、日中の場も用意されている

受け入れられた利用者は、 所得に応じて費用を分担します。 根拠は1992年9月の法律80号7条で、 額は2016年6月6日の国家評議会決議23号で決められています。 分担は、 実際に行われた給付ごとに、 1回を30分以上2時間以内として計算されます。 世帯の1人あたりの年間所得で4つの段階に分かれます。 5,422.80ユーロまでは0ユーロ、 5,422.80ユーロから7,731.36ユーロまでは5ユーロ、 7,731.36ユーロから10,039.92ユーロまでは8ユーロ、 10,039.92ユーロを超えると12ユーロで、 いずれも1時間あたりです。 ドガーナのデイセンターは、 日常生活の行いを自分でするのが難しく、 家族が日中の介護を続けて保証できない高齢者のために、 在宅で暮らすことを支える場として置かれています。 1日に受け入れられるのは18人から20人です。 狙いとして挙げられているのは、 集まること、 身体を動かすこと、 自立を伸ばすこと、 人と交わること、 暮らしの質を上げること、 そして身体と精神の力を保つことです。 行っていることは、 朝食と昼食と午後のおやつの提供、 作業とレクリエーションと交流の活動、 それに送迎です。 基本のレクリエーションであるカード遊び、 ビンゴ、 体操のほかに、 記憶の障害を防ぐための常設のラボがあり、 集団での記憶の練習が組まれています。 情緒面の傾聴は集団でも個別でも行われ、 記憶の練習も個別に行われます。 センターに受け入れられた人ごとに個別の介護計画がつくられ、 職員の間で共有され、 定期的に見直されます。

この記述の出どころ
  1. Dedicato a - Anziani(高齢者に向けて)/サンマリノ 社会保障機構(イタリア語)
  2. Assistenza domiciliare(在宅介護)/サンマリノ 社会保障機構(イタリア語)
  3. Assistenza medica, specialistica e infermieristica(医療・専門医・看護)/サンマリノ 社会保障機構(イタリア語)

この国の人口と寿命

65歳以上の割合22.4%
75歳以上の割合11.2%
平均寿命85.8
65歳時点の平均余命22.7

サンマリノの年齢別人口サンマリノの平均寿命

日本と比べる

項目サンマリノ日本
65歳以上の割合22.4%29.8%
75歳以上の割合11.2%17.2%
平均寿命85.8歳84.9歳
65歳時点の平均余命22.7年22.6年
国連人口部 World Population Prospects 2024(中位推計)より

日本は、介護にかかるお金を保険でまかなう国です。40歳になった月から全員が保険料を払い、65歳以上になると原因を問わず、40歳から64歳までは老化にともなう決められた病気にあたるときに使えます。運営しているのは市町村と特別区で、国ではありません。

使ったサービスの費用のうち、本人が払うのは原則1割です(所得が高い人は2割・3割)。残りは保険から出ます。介護そのものを現金で受け取るしくみは無く、給付されるのはサービスです。

日本の制度をもっと詳しく
日本の介護制度の解説は、姉妹サイト「介護の窓口」にあります。どちらも株式会社京谷商会が運営しています。

ほかの国の介護・福祉制度

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出典
  1. United Nations, World Population Prospects 2024(国連経済社会局人口部。中位推計)
  2. 介護保険法(平成九年法律第百二十三号)(デジタル庁 e-Gov 法令検索。第3条・第9条・第41条)